ペルー人宅で戸惑いのサルサ
大学生の時、ボランティアクラブに入ってた。
理由は、クラブの部室がキレイでクーラーきいてたから。
日本語ボランティアで教えてた小学校二年生のペルー人男子から、誕生会に来てくれと誘われ友達二人と家に向かった。
大きくキレイな団地だった。指定の階にエレベーターがついたら、なにやらサルサが聞こえる。
玄関開けっ放しで音が漏れてた。そこの部屋だけやけに異国ムード。スタンディング形式のパーティーで、ペルー料理が所狭しと置かれてた。
なんかすごいのに来ちゃったな…でも渾身のプレゼント渡すまで帰れまい…!と平常心装って入室
皆さん、国籍様々でとにかく明るい。プレゼントにことごとく良い反応。
ケーキ切ってプレゼント渡して、ひとしきりおめでとうムードが落ち着いた頃、誰かが音楽に合わせて踊りだした。つられてどんどん踊りだす人々。
わーサルサってこんな感じかーーとぼけっとみてたら、ブラジル留学経験者とさっき話してた優しそうな日本人のお兄さんが、ニコッと手を差し出した。
え?あ、私か?て手を伸ばした瞬間、優しそうなお兄さんが突如ラテンの鬼に。
グルグル回されるわ、かと思ったら引き寄せられて顔近いわ、腰に手を当ててきて時折まぜるセクシーダンス。
アワアワしながらされるがままの私を不敵に笑いながら回し続けるお兄さん。
その後の記憶はない。いつの間にか帰ってた。
ラテンすごい、セクシーさ半端ない。ちょっと怖い。
田舎者の心を軽く弄んだあのお兄さんは、もう顔も大学名も思い出せない。
自分がちょっと触られて顔近づけられただけで激しく動揺するとは思ってなかった。
あれから10年。とてもいい経験だったんだなぁと思い返す。
お兄さん、また私を回してください。ちょっと重くなってるからよく回ります。恥も無くなってきたので情熱的なセッションができるかと!
プレゼントは、動きが大好きなKIKKERLANDのゼンマイおもちゃ。カティタのもろカマドウマの見た目と激しいジタバタがナイス!小2男子の心もガッチリ掴みました。