クウネルアソブ

東京のはずれから愚にもつかないことを徒然に

貧しさが教えることは自立心

物心ついた時には確実にうちはお金がなかった
根本的な理由は父のプライドの高さと自信過剰だったと思う
給料日になると必ず諍いが起こってた。父がお金を抜いて母に渡していたけど必ずバレていたから
それでも基本的には夫婦仲が良かったと思うし、いつも母が何とかして局面を切り抜けてた。まあ結婚20年弱で離婚するんだけど
母はよく手作りうどんで食いつないでいたと言っていた。全然覚えてない。家に小麦粉しか食べ物ないって、戦時中かよ
世の中にはもっと貧しい人も居るのだろうけど、私が小学生から中学生にかけて貧困を経験して、中学の時に決めたことは以下の2つ

お金を稼げる大人になって夫に頼らず生きていけるようになること
手が出るor嘘つく男とは付き合わないこと

常に上記3つが当てはまってたわけじゃないけど、父親はいわゆる昭和の頑固オヤジでインテリだったから
口も達者で手もだした。ケンカのときに母が叩かれてるのも見た
母は専業主婦で、高校卒業後にすぐ就職したから学が無いと罵られているのも聞いた
両親のお金がないゆえのケンカはものすごく悲しいし、子供には何も出来ないからもどかしかった。早く大人になって稼ぎたかった
そのためには大学行かなきゃいけなくて、高校は進学校に行かなきゃダメだと思ってた
中学の時、バレー推薦で高校いく話も出たけど、故障して部活出来なくなったら将来どうすんだと思って断った
今思えば推薦でいい学校入れたらそれはそれで良かったじゃ〜んと思うけど
高校生になればバイトもできるし、勉強もして大学に備えられると思って部活終わりの3年生から勉強を始めた

その後無事進学校に入りバイトをしながらお金溜めて大学受験し、奨学金で大学生活を終え今働いてる
色んなバイトして、沢山遊んで、危ない経験も、アホなことも沢山したしきっとこれからもするけど
今も中学で決めた2つの結論は揺るぎない

男の人を見る目はまだ自信無いけど 段々自分のこと分かってきているので今後もっと判断がつくようになるでしょう
目を肥やすことと、今後の生活をどう過ごしたいか考えて、お互いリスペクトして過ごせる人と一緒になりたいけど 相手の意見もありますからねぇ
なので、最低限のこととしてはやはり、稼げるようになること!でしょう
一生食いぶちに困らないようにするため日々模索することが大切で
そのために色んなこと経験して沢山情報に触れて、チャレンジすることが良いんだと思ってる

例えば、簡単なのは読書。読書して概略の知識がある状態で話を聞くのとまっさらな状態の場合は理解力が全然違う。私の頭じゃ最初に言われただけのことやれって言われても内容が自分の中で腹落ちしてないから出来ないってのもあるけどね

例えば、「周りを見て判断して」と新卒くんが上司に言われたとして、何も分からなければ困惑して立ち止まっちゃうけど
事前に「会社には会社ごとの暗黙のルールがあって、それらは同じ部署の人や他部署の人の行動をから知る必要があります。早く知りたければ会社の先輩方とランチに行くようにして聞き出すのが近道だね、1ヶ月続けたら大体分かるよ」ってどこかで知識として知ってたら上司に言われる前に先輩をランチに誘ってるだろうし、もし似た状況を経験済みなら先輩から聞かなくてもどのポイントを社内で確認したらいいのか分かるはず

チャレンジすることの良い点は、やってみたら意外に出来る(成功体験をする)こと、チャレンジ経験を別の場所で話せること、どうしたら人が喜ぶか分かるようになることだ
成功体験をするとその分野に自信がもてるようになって、ステップアップチャレンジがしやすくなる。また、話が盛り上がると仲が良くなる=違う話が引き出せる=知識が増える=色々な体験の機会が増えて、誰かを喜ばせると、好かれる。みんな一緒にいて心地が良い人と居たいもんね
私は短気なので上手く出来てるわけじゃ無いけど、自分の思いコロスことが出来たらもっとズル賢く世渡り上手になれるんじゃ無いかと思うことはある。それでも、どうしたら良いか分からなくてできないのと分かっているけどしないのは全然違う。だから私はもっと知識が欲しい、体験したい、チャレンジしたい

なんでこんなこと改めて考えたかと言うと、コンビニで西原理恵子さんの本を衝動買いしたから
この方はいつも女の子に手に職を持て!と強く言っていて、激しく同意する
もし私が裕福な家に暮らしていたらこんな風に思わないのかも知れないけど、それでも女子が生活力をつけるのは本当に大事だと思う
私はこれからも一生稼ぐ方法を模索していくし、どの世代の女子にも一緒に模索して欲しいと思う
努力している人って意外といないから、努力してると意外とイケる これが今の実感
ルンバも洗濯乾燥機も色々なご飯屋さんもあるんだから、専業主婦になる必要はないのだ、と思うのです