クウネルアソブ

東京のはずれから愚にもつかないことを徒然に

パンとコーヒー

最近週に3日は行く普通のパン屋がある
前はふつうのパン屋に極近いおしゃれパン屋に行っていた
2つのパン屋は開店時間が違う。おしゃれパン屋は10時、ふつうパン屋は7時だ
平日忙しく家を出て 会社に行きがけパンでも買おう、となるとふつうパン屋しか開いていない
当然ふつうパン屋での購入が多くなり、ごくふつうのラインナップの中からお気に入りを見つける
ふつうパン屋に、難しいパンはない。私のお気に入りはクルミパン。お値段120円
おしゃれパン屋も価格は良心的で、150〜300円以内だ。アンチョビや、ドライフルーツなんかが入っていて味わい深く、オシャレで美味しい物を食べているなぁと感じる
でもふつうパン屋のパンは、食べていることを忘れるくらい自然だ
毎日に溶け込んで、それがないとちょっと物足りない気持ちがする
ふつうパン屋はパンを買った客に無料で小さいコーヒーを提供している
こちらの味も、ふつうだ。苦くなく、ちょっと薄い
更にふつうパン屋には2人がけ店内席が2席だけある
あまり使われているところは見ないが、ちょっと腰を下ろしてコーヒーをすすりながら一息つくにはピッタリだ
小さい子連れの家族はお父さんと子供が席でパンを買うお母さんを待ってたりする
私も、ちょっと時間がある時は少しだけコーヒーをカップに注いで
この席で束の間のリラックスタイムを過ごしている
これがとても良い。一息ついて、さぁ行こうと思える

ふつうパン屋に学んだことは、特別なことじゃなく ごくふつうのことを提供し
そこに来る人が きっとあったら嬉しいだろう ふつうに考えつくことをやってみて
それがじんわり喜ばれて 派手な注目を浴びずに、でもじわじわファンを増やしていく 真っ当さ

いつのまにか私もそのファンの1人になっていた 気づかずに じわじわと
そんな訳で、私はふつうパン屋をとても気に入っていて、これからもクルミパンを買いにいそいそ足を運ぶのです