クウネルアソブ

東京のはずれから愚にもつかないことを徒然に

【読書】誰もが嘘をついている〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバイ本性〜を読んだ

つくづく思うのが、データ検証は初めの取っ掛かりで
そこにどんな解釈を持たせるか、どんな角度で見られるかが肝だから
やっぱり自分の経験と知識と柔軟に多角的な見方ができるかが重要だと思うんだ

Googleで何を検索するって、「知りたいこと」ですよね
なのでGoogleは大きな「みんなが知りたいことってなーに?」のデータ集積場所になっているのですよ
これ、楽しい。物によってはゲンナリすることも分かっちゃうんだけど
男女で使用する言葉の違い、2回目のデートにつながる言葉使い、地域別の関心ごと
犯罪や性的嗜好に関するデータ、表に表れないが検索数上位に躍り出るポルノサイト
失業者が増えると検索されるワード
想定内と想定外が混ざってるのでちゃんと聞かなきゃダメだった。私はKindle読み上げ機能で聞いてます!
Googleのデータ分析担当、楽しいだろうなあ
いろんなことが分かって、じゃあこれは?あれは?って色々繋がっていくんだろうな

最後の文章も面白かった。
「何 %の人が本書を読み終えるのか ?」
Amzonレビューからどこまで読んでいるか統計を取ったら、超有名な社会学の本でさえ10%未満だったよう
最後の文章も推敲を重ねて文章を書こうと思っていた著者だが
それならもういいや、適当なこと書いて友達とビール飲みに行こう。だってどうせ大半の人はここまで読まないでしょ!っと締めくくってる。
確かに途中で諦めることあるよねー でもこの本は読みましたよ。聴いてですが
全部面白かった。今後何度も見直すことになるでしょう